書評『システムの科学』

さまざまな分野(自然、経済、社会、工学・・・)の「システム」を論じている書です。文章はかたっくるしくて読みにくいのですが、広範囲にわたったシステム(人工物)に関する考察はどんな分野にいる人でも役にたつものだと思います。最後の章では複雑系のシステムに関して書かれていて、それまでの章を読んだ人なら、それらの個別のシステムが総合的に組み合わさった何とも魅力的なシステムであるという説明がなされています。すべてのピースがつながる感じ、読んでいてわくわくします。

JH